令和元年度 GFG杯争奪全日本地区対抗アユ釣り選手権 結果報告
令和元年度 GFG杯争奪全日本地区対抗アユ釣り選手権 出場選手のみなさま
大会総評
令和元年7月28日~29日、神奈川県相模川でGFG杯争奪全日本地区対抗鮎釣り選手権が行われました。この大会はGFG会員の代表として、釣りマナーを考え、会員相互の親睦を図るために開かれ、全国10地区から代表各3人と、開催地区の付加チーム3人、レディースチーム3人の合計36人で行われます。開催直前には、ゲリラ気まぐれ台風6号に慄きましたが、台風も一瞥をくれて過ぎ去り、大会当日が正に梅雨明けでした。
28日の厚木アーバンホテルでの前夜祭は、選手、役員、がまかつ関係者、漁協、報道、オブザーバーなど80人ほどの盛大なものです。朝倉嘉嗣全国GFG副会長のご挨拶から始まり、がまかつ様協賛の豪華賞品が並ぶ前での組み分け抽選の頃には、懐かしい顔ぶれも多く、このあこがれの大会への抱負、意気込みを語る言葉に大いに盛り上がりました。
明けて29日、好天、微風の釣り日和、早朝から各エリアに分かれ競技が始まりましたが、今年の相模川は昨年比1割ほどの天然遡上で、良型も出ますが、なかなか数が伸びません。苦労した方が多いと思いますが、地区対抗団体戦は地元のアドバンテージを生かした関東Aチームが優勝。相模川を借景とする佐藤 裕司様がどこに鮎がいるか川鵜の友達に聞いたとか聞かないとか??。私も気の合う川鵜さんと友達になろうと思いました(笑)。
それに続く個人戦でも関東の若手のホープ、決勝1番クジを引いてポイントへ飛んで行った小室祥様の優勝でした。いずれにしろ厳しい川の状況の今年は、地元のアドバンテージは大きかったと思います。
平水の約2倍の増水という台風の置き土産の中の大会でしたが、この大会では参加者のマナーに特に見るものがあったような気がします。増水時の安全確保の特別ルールの順守、移動や時間の厳守など、安全でスムースな運営ができたような気がします。すべての関係者のご協力の賜物と思います。がまかつファングループの頂点の大会として、さらに釣りマナーの向上と会員相互の親睦が図れたらと思います。
(レポーター:関東地区本部長 平井 幹二)
団体戦
順位 | 地区 | ゼッケン | グループ | 氏 名 | 匹数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 関東A | 8 | A | 佐藤裕司 | 13 | 23 |
18 | B | 石井 守 | 7 | |||
32 | C | 野崎洋美 | 3 | |||
2 | 北陸 | 2 | A | 金田 準 | 7 | 20 |
20 | B | 河内 豊 | 11 | |||
27 | C | 坂 登志男 | 2 | |||
3 | 中国 | 1 | A | 奥田裕之 | 2 | 18 |
21 | B | 藤井夢人 | 15 | |||
31 | C | 田村卓也 | 1 | |||
4 | 上信越 | 6 | A | 横山智明 | 3 | 17 |
17 | B | 林 健一 | 10 | |||
30 | C | 内山年久 | 4 | |||
5 | 四国 | 11 | A | 森本伸一 | 5 | 16 |
22 | B | 藤原無我 | 5 | |||
26 | C | 北村憲一 | 6 | |||
6 | 東海 | 12 | A | 平野和之 | 2 | 14 |
14 | B | 佐藤敏也 | 11 | |||
25 | C | 海野久生 | 1 | |||
7T | 中部 | 4 | A | 土屋幸和 | 2 | 13 |
16 | B | 高橋恒志 | 7 | |||
34 | C | 細江 太 | 4 | |||
7T | 関西 | 7 | A | 足立武司 | 5 | 13 |
13 | B | 浜岸満吉 | 5 | |||
28 | C | 西口忠伸 | 3 | |||
9T | 関東B | 10 | A | 小室 祥 | 5 | 12 |
19 | B | 石川二男 | 4 | |||
29 | C | 金澤重臣 | 3 | |||
9T | レディース | 9 | A | 堀 友里子 | 2 | 12 |
15 | B | 川出織絵 | 9 | |||
33 | C | 青木真由美 | 1 | |||
11 | 九州 | 5 | A | 坂口啓龍 | 2 | 11 |
24 | B | 平 祐二 | 7 | |||
35 | C | 阿南敏広 | 2 | |||
12 | 東北 | 3 | A | 佐藤隆洋 | 3 | 9 |
23 | B | 木村 洋 | 4 | |||
36 | C | 波田野篤史 | 2 |
※敬称略
GFG杯 団体優勝コメント
今回でGFG全国大会への参加は4回目の参戦。思い出すたび悔しかった初出場。自分が足を引っ張り、2度目の参加も大ブレーキ。3度目の馬瀬川大会では、1匹足らずに逃した団体優勝……。
4回目の今大会は地元開催となり、気合と自信をつけるべく、それは早朝から、鵜より早く川に飛び込みアユ探しをした結果。私はAエリアトップ釣果をたたき出し13本。Bエリアは石井 守さんが担当、狙いの場所に入れない中でも貴重な7本。難しいCエリアはヨン様こと野崎 洋美さんが値千金の1尾を釣り上げ3本!!。これも前夜、遅くまで作戦会議という名のアユ談議が功を奏し、関東Aチームが優勝を勝ち取ることが出来ました。優勝候補と言われ……プレッシャーもありましたが、最高の結果を出せたことを非常にうれしく思います!!
お盆を迎えた頃の上大島では、型の良い鮎が目印をぶっ飛ばす事と思います。また相模川へ遊びに来てください。選手、役員の皆様、有り難うございました。
GFG関東Aチーム 佐藤 裕司
個人戦
順位 | 地区 | ゼッケン | 氏 名 | 匹数 | 重量(g) |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | 関東B | 10 | 小室 祥 | 15 | 264 |
準優勝 | 関西 | 7 | 足立武司 | 12 | 305 |
3 | 中国 | 21 | 藤井夢人 | 12 | 217 |
4 | 関東A | 8 | 佐藤裕司 | 9 | 275 |
5 | 四国 | 26 | 北村憲一 | 8 | 238 |
6 | 四国 | 11 | 森本伸一 | 7 | 306 |
7 | 東海 | 14 | 佐藤敏也 | 6 | 218 |
8 | 上信越 | 30 | 内山年久 | 6 | 152 |
9 | 北陸 | 20 | 河内 豊 | 4 | 150 |
10 | 中部 | 34 | 細江 太 | 3 | 91 |
11 | 北陸 | 2 | 金田 準 | 2 | - |
※敬称略
GFG杯 個人優勝コメント
予選はチーム内の話し合いでAエリアを選ばしてもらいました。Aエリアは事前に2日ほど下見をし、入る場所を決めておきました。しかし当日は思い通りにかからず苦戦してしまいました。思いのほか全体的に厳しい状況で、ボーダーがオトリ込み5匹でギリギリ通過できました。そして決勝戦ではなんと1番クジを引き、前日の下見で決めておいた場所に入ることが出来ました。オトリが変わればかかる自信があり、運よく開始5分ほどで一匹目が掛かり、その後もポツポツと掛かり数を伸ばすことが出来ました。
全国の名手達が集まる大会で優勝することが出来て、本当に嬉しく思います。そしてがまかつ様、大会運営の役員の方々、選手の皆様、大変お世話になりました。有り難うございます。
GFG関東Bチーム 小室 祥