第2回へらぶな東西対抗戦が、10月26日(日)~27日(月)の二日間に渡り、滋賀県甲賀市甲南町にある「甲南へらの池」で行われた。26日午後6時30から始まった発会式では、花房洋一GFG副会長の開会宣言、株式会社がまかつより石井隆彦氏による挨拶、池田正義GFG幹事長の乾杯の発声をいただいた後、和気藹々の中「懇親会」が行われ、親交が深まる中、座番の抽選が行われ、選手1名1名が壇上に上がり、自己紹介と共に明日の意気込みを語った。
27日、「甲南へらの池」3号桟橋の裏表に、東日本選手と西日本選手が二名一組となり、道路向きに10名、事務所向きに10名が入った。午前6時30分より競技が開始。数時間前まで降っていた激しい雷雨の影響で水温が下がった影響か、各選手の「エサ打ち点」には魚が黒々と寄りを見せるものの、スレが続き選手を苦しめた。
釣り方や竿の長さ、エサ等を変更する選手が出る中、時間の経過と共に気温・水温共上昇し、食いも徐々に良くなり、次々とフラシに魚が入れられていくようになった。残り一時間を切る頃には、4フラシ目を入れる選手も現れ、朝一番の食い渋りが嘘のような状況の中、5時間の競技時間は終りに近づき、午後12時30分に競技が終了した。
個人戦の結果は、8尺メーターのタナで「バラケと食わせのセット釣り」で魚を寄せ、確実なアタリを取っていた、東日本代表の鈴木則之さんが28.0kgを釣り上げ優勝。8尺メーター「両ダンゴ」で通した、東日本代表の都祭義晃さんが25.0kgを釣り上げ準優勝。東日本代表で前年度優勝の松崎光臣さんは、釣り方を変更後に追い上げを見せ、20.5kgを釣り3位に入った。
団体戦の結果は、西日本代表選手全員の総重量が157.1kg、東日本代表選手全員の総重量は156.6kgとなり、500g差で西日本が前回のリベンジを果たした結果となった。この「東西対抗戦」は、東日本代表選手、西日本代表選手の親睦を深めると共に、技術の交流とマナー向上を高めるのに最高の懇親大会となった。
報告 藤井秀和