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第5回へらぶな東西対抗戦

第5回へらぶな東西対抗戦 第5回へらぶな東西対抗戦が、9月10日(日)~11日(月)の2日間に渡り、毎年の大量放流で魚影の濃さを誇る群馬県藤岡市の三名湖で行われた。10日の18時半から始まった発会式では、花房洋一GFG副会長の開会宣言、がまかつ藤本高義常務より、ご挨拶をいただき、棚網久大会役員より競技説明が行われたあと、和やかに懇親会が始まった。対抗戦常連の方や初参加の方の親交が深まる中、明日の決戦場となる大手張り桟橋の釣座を決めるため東西の各選手が壇上に上がり、抽選をすると共に明日の意気込みを語った。

翌11日、三名湖の大手張り桟橋に西軍の選手から交互に釣座に着き、各選手が作戦の組み立てを考え仕掛やエサの配合の準備を進めながら6時半の競技開始の合図を待った。
前日の試釣では、日曜日ということもあり混雑した状況の中厳しい結果だったようだが、当日は風も無くとても静かな湖面状況であり、モジリやハネも見られへらぶなの活性も高く開始20分頃から竿が絞られ東軍の佐久間幸治選手や西軍の鈴木千秋選手がテンポよく釣り込み8時50分にひとフラシ目の検量を行った。
全般的に、浅ダナでは小型のへらぶなが喰っているようで「エサ打ち点」には魚が黒々と寄りを見せエサの状況やハリス長の調整をこまめに行い、アタリを持続させていた。片や、宙層付近を攻めた選手には比較的、型の良いへらぶなが揃った。
しかしながら、中盤に差し掛かるとへらぶなのアタリが遠くなり、各選手が状況を見極めて釣り方を変えて攻めるも、喰い渋り状態が続き選手を苦しめたが、10時10分頃には新たに5名の選手がひとフラシ目の検量を行った。

残り1時間を切る頃には、時間の経過と共に気温・水温共に上昇し、喰いも朝方のように良くなり、次々とタモにへらぶなが取り込まれていくようになり、3フラシ目を入れる選手も現れ、中盤の食い渋りが嘘のような状況の中、6時間の競技時間は終了に近づき、午後12時30分に競技終了の合図が鳴り響いた。

個人戦の結果は、過去2回、2位に甘んじていた西日本代表の鈴木千秋さんが前半を8尺浅ダナセットで的確に攻め、後半を8尺チョーチンセットで攻め切り、22.4kgで見事優勝を飾りました。2位は東日本代表の長谷川誠さんが21.0kgを釣り上げ、3位は東日本代表(東北地区)の佐久間幸治さんが同じく21.0kgで入りました。

団体戦の結果は、西日本代表選手全員の総重量が100.4kg、東日本代表選手全員の総重量が134.0kgとなり、前回に引続き東日本が勝利した結果となった。この「東西対抗戦」は、東日本代表選手、西日本代表選手の親睦を深めると共に、技術の交流とマナー向上を高めるのに最高の懇親大会となった。
報告  青木恒典

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