10月の週末は度重なる台風や低気圧の襲来で大会の開催も危ぶまれましたが、房総半島という特異な地形のため、当初予定していた南房総の三島海岸での開催は無理だったものの、急遽、風裏となる内房の岩井海岸へ場所を移して「GFG千葉・神奈川合同投げ釣り懇親大会」を開催することができました。
当日(10月20日)は朝から小雨が降りつけ、予報ではこれからさらに雨足が強くなるという最悪の予報。にもかかわらず秋のベストシーズンのシロギスを楽しもうと岩井海岸の北側駐車場には19名の会員が集まりました。
今回は10匹の総重量で競われたほかに大物賞と尾数賞が各1名というルール。秋の岩井海岸は数こそ釣れるものの型はイマイチというのがセオリー。しかし、海岸の一角には良型の定評がある場所もあって、午前6時の競技開始とともに型狙いの場所に入る選手、遠くまで歩いて数を狙う選手とスタイルはまちまちでした。
開始早々は潮止まりの時間と重なったせいか、一番釣果の期待できる1、2投目は空振りの選手も多数いたようだったものの数投目からはポツリポツリと釣果が見られ、中には5連、6連と連掛けで釣り上げる選手の姿も見られました。また、この雨が幸いしたのか普段は良型の少ない岩井海岸ですが、この日は良型が数多く混じり、途中豪雨に見舞われ中断しようかと思ったものの、選手たちは誰一人早上がりする人はおらず、逆に「こんなに釣れるなら楽しいし止められないね」っとの声もあり、酷いのは雨だけだったのでここで中断しては選手には申し訳ないと判断し、予定どおり11時まで競技を行いました。
《報告 千葉支部 林 賢治》