4月29日(日)、GFG中部渓流大会を会員21名が参加し、岐阜県益田川管内で開催しました。今年の益田川管内は、3月1日の解禁から水温も気温も低めで推移し、スロースタートの様子でしたが、4月に入り桜の開花に合わせるかのように一気に釣果も上がり、多くの釣り人でたいへんな賑わいを見せています。
大会当日は、管内の本流・支流とも数日前の雨の影響もあって水位は高く、益田川本流は萩原・下呂地内はかなり高く手が出せない状況、それでも小坂地内はなんとか竿が出せるようだ。それに比べ、大物の期待感は薄いものの小坂、山之口、竹原などの支流は、若干水位は高いものの絶好のコンディションの雰囲気で、早朝から渓流釣り日和となった。
今年の大会も昨年同様、あえて朝の集合時間を設けず皆好きな時間から釣り始め、検量時の集合時間を昼の12時に益田川漁協の本部に集合し、アマゴ・イワナ・マスの一匹の長寸で勝負することとした。一匹の長寸勝負となれば、益田川本流で釣果を上げることができれば有利となるが、本流は水位が高く、入川が困難な状況。支流もゴールデンウィーク9連休の2日目とあって、連日押し寄せる釣り人に叩かれ、シビアな釣りを強いられることとなりそうだ。なかなか思ったポイントを攻めきれないのが頭を悩ませる。よってこのシビアな状況下でいかにアタリを取り、大アマゴや大イワナと遭遇できるかが勝負のカギとなり期待が高まった。
皆、夜明けとともに各々の思いをよせた場所に入川し、釣りをスタート。水位こそ高い中、あえて一発勝負と益田川本流の小坂地内に入川する選手、大イワナとの遭遇を楽しみに小坂の実績のある支流に入る選手とさまざま。集合時間の12時には選手たちが続々と漁協本部に集まり検量となった。
結果、アマゴの部では、速水学さんが尺オーバーの33.8cmのアマゴを釣り上げ堂々の優勝。33.5cmのアマゴを持ち込んだ浦中暁士さんは、0.3cmの差で優勝を逃し、涙を飲んだ。イワナの部優勝は、益田川本流の小坂地内・としちゃん食堂裏で26.4cmを釣った有馬宏幸さん。マスの部優勝には、益田川本流の小坂地内・上流部で28.6cmを見事釣り上げた垂見力さんが輝いた。
アマゴの部で優勝した速水さんは、「迷わず小坂町の大洞川・共和橋上流と決め、ハリス0.6号の通しで、イクラのエサで優勝魚がヒットしました。食った瞬間に大きいと確信したので、下流へ下がって慎重に取り込みました。やっぱり尺オーバーの引きはすごいですね。優勝できてよかった」と喜び、驚きを隠せなかった。最後に結果報告ならびに表彰式を行い、記念撮影をして楽しい渓流大会となった。
今大会において、大会本部及び駐車場として益田川漁協に協力いただきましたことにお礼を申し上げますとともに、がまかつ様にはたくさんのご協賛をいただきまして、誠にありがとうございました。また、会員皆様、役員皆様のご協力で事故もなく和気藹々のうちに大会を終えることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
報告 事業推進委員 早川純弘