4月28日(日)、GFG中部渓流大会を会員18名とオブザーバ1名が参加し、岐阜県益田川管内で開催しました。今年の益田川管内は、3月1日の解禁から水温も気温も低めで推移し、昨年の災害の影響もあってかスロースタートで幕を開けました。4月に入り桜の開花に合わせ期待も膨らむものの、渇水続きでなかなか好釣果とまではいかない日々が続きます。しかし渓流人気河川の管内は、連日多くの釣り人でたいへんな賑わいを見せています。
大会当日、益田川本流は数日前の雨の影響もあって水位は高く、下呂・萩原地内は竿出しが微妙の状況。それでも小坂地内はなんとか竿が出せるようです。それに比べ大物の期待感は薄いものの小坂、山之口、竹原などの支流は、絶好のコンディションの雰囲気で、早朝から渓流釣り日和となりました。
今年の大会も昨年同様、あえて朝の集合時間を設けず、皆好きな時間から釣りはじめ、検量時の集合時間を昼の12時に益田川漁協の本部に集合し、アマゴ・イワナ・マスの各一匹の長寸で勝負することとしました。一匹の長寸勝負となれば、益田川本流で釣果を上げることができれば有利となりますが、本流は水位が高く、入川が困難な状況。支流もゴールデンウィーク10連休の2日目とあって、連日押し寄せる釣り人に叩かれ、シビアな釣りを強いられることとなりそうです。なかなか思ったポイントを攻めきれないのが頭を悩ませます。よってこのシビアな状況下でいかにアタリを取り、大アマゴや大イワナと遭遇できるかが勝負のカギとなり、期待が高まりました。
皆、夜明けとともに各々の思いをよせた場所に入川し、釣りをスタート。若干水位こそ高いものの、一発勝負をかけ益田川本流の小坂地内に入川する選手、大イワナとの遭遇を楽しみに小坂の実績のある支流や美形アマゴを狙って山之口川を目指す選手とさまざま。私は、この時期8寸オーバーの美形アマゴの実績がある自宅近くを流れる竹原川を狙ったが、残念ながら19cm止まりの残念な結果となりました。
早めに集合場所の益田川漁協の本部に戻り、検量や表彰式の準備をしていると、集合時間の12時までには選手たちが続々と戻ってきました。わいわいと賑やかに検量し結果、アマゴの部では、蒲尚さんが28.0cmのアマゴを釣り上げ堂々の優勝。26.8cmのアマゴを持ち込んだ松本三雄さんは、あと一歩及ばず。イワナの部優勝は、山之口川の清流広場下流で41.0cmを釣った橋本勇さん。マスの部優勝には、益田川本流の小坂地内・上流部で26.0cmを見事釣り上げた水野信幸さんが輝きました。アマゴの部で優勝した蒲さんは、「山之口川の清流広場付近を狙いました。とにかく朝一番は寒くて食いが悪かった。陽が昇り暖かくなってきたら良くなった。竿は6.3m、ハリス0.25号、ハリは6.5号でイクラとミミズのエサ。優勝魚は、ミミズを付け、最後深みでじっと我慢していたらヒットしました。食った瞬間に大きいと確信したので慎重に取り込みました。優勝できてよかった」と喜び、驚きを隠せなかった。
また41.0cmの大イワナをゲットした橋本さんは、「水深が3mくらいある流れで、一番底をじっくり流していたら食ってきました。初め何かに引っ掛かったのかと思ったら、縦横無尽に走られました。とにかく切られないように、相当な時間を掛けて取り込んだ。綺麗な大イワナと遭遇でき、そして優勝のおまけ付で本当によかった。」と興奮気味に話した。最後に結果報告ならびに表彰式を行い、記念撮影をして楽しい渓流大会となった。
今大会において、大会本部及び駐車場として益田川漁協に協力いただきましたことにお礼を申し上げますとともに、がまかつ様にはたくさんのご協賛をいただきまして、誠にありがとうございました。また、会員皆様、役員皆様のご協力で事故もなく和気あいあいのうちに大会を終えることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
報告 事業推進委員 早川純弘