9月21日、さわやかな秋晴れの中、第2回目となる「GFG中国杯争奪磯釣り（グレ）トーナメント大会」が、昨年のチヌに続き開催され、中国5県の各県支部予選を勝ちあがった精鋭18名の選手が島根県七類港に集結しました。大会会場は対馬暖流の真ん中に位置する島根県隠岐の島、その中でも名礁が連なる東国賀一帯の磯で行いました。大会は25cm以上のグレの総重量で競い、一回戦3名、2回戦2名、決勝戦3名による勝ち上がり方式（トーナメント）で行い、大会規定の詳細はG杯グレ全国大会のルールに従い、G杯を意識した厳粛な大会となりました。
先ず1回戦は、5組目で釣果なしのジャンケン勝負となってしまいましたが、全般的には予想以上の好釣果で、「ハナズラ」では西中(慎)選手が持ち前の手返しの良さで13kg強の圧巻の釣果をたたきだし、「別府立岩」では一瞬の潮の動きを味方に付けた藤井(孝)選手がフィールドテスター対決を制し2回戦（準決勝）進出を決めました。また、松本選手、浜田選手は、一回戦50cm近い大物を仕留められていました。
続く準決勝は、潮が変わり水温が低下したのかグレの食いが渋くなり、かつ北東風が強くウネリも大きくなる中、各選手は持てる技量を発揮し、一回戦ジャンケン勝負で勝ち上がった地元島根の小川選手は森脇選手と同匹数ながら型で上回り決勝戦へ、一回戦に続きまたもやフィールドテステー対決となった藤井選手は、僅差で塚澤選手に勝利し、「フタゴ島」では、外輪選手が西中選手と対戦中、釣座交代直後、波によりバッカンを流出するアクシデントに見舞われ、大会規定通りその試合は失格(負け)となりましたがG杯と同じルールで試合を行う貴重な体感が参加者全員で共有でき、外輪選手から大きな教訓を頂きました。
決勝戦の舞台は1級磯の「高崎鼻」で、西中(慎)選手VS藤井(孝)VS小川選手の対戦となりました。
前半は、遠投深釣りで一気に勝負をかけたい小川選手がリード、しかし藤井選手も仕掛けの投入場所や棚を色々変えながらグレの食うポイントを探り1匹1匹を確実に拾い小川選手と僅差で追従し、前半潮上で苦戦を強いられた西中選手は、中盤に良型を追加するも一歩及ばず。
結果、どの釣座でも的確に潮をとらえグレに合わせた釣りを展開した藤井孝男選手が第2回GFG中国杯争奪磯釣り(グレ)トーナメント大会を制し、GFG中国地区本部グレ釣りNO.1の栄冠に輝きました。
検量の結果は、藤井選手9尾3580g、小川選手6尾2315g、西中選手5尾1800gと僅差でした。
なお、今回の大会は、「浜吉渡船」、KG情報、参加選手、(株)がまかつ、各支部及び本部役員をはじめ、多くの皆様にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
また来年度の第3回大会は、チヌでトーナメント大会を開催致しますので、今後もご協力の程、よろしくお願いします。
以上
GFG中国地区本部　グレ副部長　岩成博司