10月に予定していた大会が台風で流れ、すっかり寒チヌシーズンとなった1月25日、広島県尾道沖の芸予諸島で地区本部の懇親チヌ釣り大会が行われました。例年ならこの時期によく釣れる芸予諸島ですが、今年は天候不順や寒波に再々に見舞われたためか、釣況はかなり厳しい状況でした。
参加者は総勢70名。中国5県はもとより関西からの有志の参加もありました。本大会は平成27年度のGFG杯全国大会の予選もかねているため、参加選手は早朝からテンションが高く、午前6時半に3船に分かれて急潮の磯場へと出船していきました。芸予諸島に精通する沖永青年部長によると、当日は朝から満ち上げ一本の潮になるので、朝の潮が動き始めるまでが最大の好時合いとのこと。参加選手は皆さん、朝一から集中して釣られたようです。
釣況は、全くサシエが盗られない、フグだらけでサシエが通らないなど磯によってかなりムラがあったようですが、全体的には予想をはるかに上回るチヌの釣果率で、二桁を軽く達成された選手も多くみられました。優勝は広島支部から参加の田中伸治選手。活性が低い状況下で丁寧にタナをはかり、底はわせで食い渋る良型をみごとに規定数を揃えられておりました。また、2位は鳥取支部の森選手、3位は広島支部の下河内選手で、接戦を制しての勝ちあがりとなりました。上位3名の選手は4月に千葉県で行われるGFG杯全国大会への進出されます。ご活躍を期待しています。
GFG中国地区本部外水面部長　中西毅