10月12日、水辺クリーンアップ行動の一環で海岸清掃&グレ釣り大会を、いつもお世話になっている越前町の左右(そう)漁港周辺で行った。日本列島に猛威を振るった台風19号の影響でおそらく釣りは無理だろうと思っていたが、同行した中川福井支部長の「渡船できるらしい」の一言で、俄然ヤル気モードになった。いやいや、今日は清掃がメインだからと我を抑えつつも心が踊った。
道中、海を見ると強い南風が吹いたためか、前日からのうねりや波は急激に落ちていた。
空も晴れ間がのぞき穏やかだった。
左右漁港に着くと、すでに10数人の会員がゴミ袋を手に清掃を始めていた。午後から釣りが出来ると分かってか、ゴミを拾う動きもてきぱきしている。失礼、私と違って清掃だけでもよしとする崇高な会員もいる…みたいだ。
全員で約1時間、漁港周辺を清掃。思ったよりゴミの量は少なかった。
清掃に汗を流し心もきれいになったところで、釣り大会は始まった。崇高な会員もしっかりと大量のエサを持っていた。私は最後の順番で松○くんと長崎のハナレに渡った。一級磯だが強い南風のため本命ポイントに仕掛けを投入できない。エサトリも多くグレの型は25cm前後だった。
2時間ほど経過すると風が弱くなった。チャンス到来だ。本命ポイントを集中して攻めた。エサトリとの分離を心掛けてマキエを打っていると、重たい引きが竿先に伝わってきた。竿の曲がりを楽しみながら引き寄せると33.4cmほどの丸々と太ったグレだった。その後も30cm超を数匹追加して午後5時の納竿を迎えた。
港に戻り検量の結果、幸運にも私が一番重く優勝することができた。場所が良かったからだが素直に嬉しかった。僅差の2位は名手・林くん。超遠投での釣果はさすがだ。他の名人らは大量の小アジや強風で苦戦したらしい。
最後にご協賛いただいたがまかつ様にお礼を申し上げます。また、役員を一手に引き受けた松○くんお疲れ様でした。お陰様で嵐の間隙の中、無事、清掃&大会が終わったことを感謝します。
(報告 北陸地区本部長 宮本 利光)