4月8日、福岡支部は長崎県松浦市の福島で春季懇親チヌ釣り大会を開催し、10名が参加しました。九州では新緑の季節のはずなのですが、今年は季節外れの寒波に見舞われて前日に山では雪が降り外海は荒れていました。しかし、伊万里湾は台風の直撃でも来ない限りは竿出し可能です。この日は小潮で干満差も無かった事から、福島の渡船・秀吉丸を使って実施しました。当日は他のグループも同じ場所で大会を開催しており、港は大勢の釣り人で賑わっていました。そこで他のグループの責任者と話し合い、上がりの時間等を考慮して我々は4番船で出船する事としました。前情報ではどこの磯も釣れているとの事。期待を胸に2名1組の5箇所に渡礁して釣り開始。朝は寒風吹きすさび、途中からは風も穏やかになって逆に日差しで暑くなるという目まぐるしく変わる天候の中、会員は一生懸命に竿を振っていました。
　私は偶然にも前支部長の永江幸男九州地区役員とペアとなり、冗談や真面目な話しを交えながら時間を過ごし、隣の磯では永露匠青年部長が楽しげに釣りをされていました。帰港の船の中、会員の皆さんと話す限りではどこの磯も厳しく、1投目からフグの猛攻でハリが幾つ有っても足りないとボヤきが出る始末。検量に一抹の不安を覚えながらの帰港となりました。早速、集合撮影を行った後に検量すると心配をよそに10名中7名の検量がありました。福岡支部では「会員が笑顔で過ごせる集まり」を信条に役員一同、これからも精一杯、お世話をさせて頂きます。最後にご協力頂いた秀吉丸の金子船長、暖かく迎えて下さった秀吉丸のお母さん、またサプライズとして普段から親しくして頂いていて、当日は福島がご近所という事もあってか、がまかつフィールドテスターの永島義郎氏が検量対象外ながら飛び入り参加されて会員の1組と一緒に同礁して頂いた上に協賛品まで頂きました。誌上ではございますが、役員一同、御礼申し上げます。ありがとうございました。
リポーター　福岡支部支部長　竹内 利夫