福岡支部は11月29日、佐賀県～長崎県一帯（壱岐・二神島・五島列島は除く）を会場に、冬季懇親磯釣り大会（兼ＧＦＧ杯グレ・支部予選会）を行い、10名が参加しました。今年は新型コロナウィルスの影響下で、春先より支部大会を行っていなかったため、今大会はつり具のまるきん糸島店を起点にして受け付けと帰着を行う方式（俗に言われるキャノンボール方式）で実施しました。ソーシャルディスタンスを最大限に考慮し、手の消毒並びに検温、マスクの着用を行い受付を手短に済ませた後、 皆さんは各々の釣り場へ と出発しました。
　 当日は北～西よりの季節風が強く、前日まで時化模様でウネリが残った悪条件でしたので、釣り場がかなり限定されました。その様な条件下で、皆さんは安全を第一に釣り場の選択を行い、平戸宮ノ浦・生月の沖防波堤・度島・九十九島へと 風裏を求めて釣行しました。
　私は参加者を送り出した後、数名で風裏となる生月島の切れ波止への釣行となりました。午前6:30に出船して、釣り場に着いて撒き餌を作る時に水を触ると温く感じ、他の釣り場も餌取りで苦戦する嫌な予感がしました。
　早速、撒き餌をすると餌取りが多くグレの姿は見えませんでした。ポイントへ数投仕掛けを 入れると餌が残る様になったのでチャンスと思い集中していたら、今回の規定のグレ20cm以上はないオナガ（クロメジナ）のオンパレード。その後、何とか規定以上のグレを数匹釣る事が出来ましたが、グレの活性は低かった感じでした。
　検量場所に戻り参加者の皆さんを待っていると、「今日は厳しかったね」、「数は出たけど型がイマイチでね」、などの会話がありました。好調と聞いていたイシダイを狙った会員からは、「釣り場が限定されて出なかった」との声も上がりました。検量には数匹の規定サイズのグレが持ち込まれました。
　強い北西の風が吹く中参加者の皆さんが行きたい釣り場へ行けず良く頑張られたと思います。坂口支部長の挨拶があり、成績発表。続いて、表彰式が行われ入賞者を含めた参加者全員に参加賞が贈られ、皆さん漏れなく副賞が配られました。
　ジャンケン大会で、豪華賞品を勝ち取った会員は満面の笑みを浮かべていました。コロナ禍で色々な釣り大会が中止になってる中、今回の大会を事故も無く終えることができましたのは、 会員の皆様をはじめ、つり具のまるきん糸島店様、がまかつ社様のご協力の おかげです。本当にありがとうございました。
（レポーター：福岡支部事業部長 　養父 誠治）