去る4月3日、強烈な引きで知られる宿毛名物「マッスルチヌ」を狙った広島支部主催のチヌ釣りオープン大会が高知県宿毛湾一帯で開催されました。参加者は計33名。広島支部に加えて、兵庫、香川、徳島、岡山、島根、高知と幅広い地域から遠路ご参集いただきました。例年ならこの時期は乗っ込み盛期で、50cmを超える大型チヌが浮いてきて仕掛けを引ったくることもしばしばですが、大会前の雨や、あまり動かない潮周りの影響か、前釣り情報では非常に厳しい状況が想定されました。
当日は、心配された風とうねりも収まり、宿毛湾内の大藤島、桐島、咸陽島周辺の広い範囲で多くの磯を使うことができました。また、地元の渡船組合「だるま夕日フィッシングクラブ」の各船長には、釣況や潮に合わせて有望なポイントへの磯代わりをしていただきました。その結果、多くの人がマッスルな引きを堪能することができ、予想以上に多くのチヌが検量に持ち込まれました。
大会結果は別表のとおりで、昨年準優勝の西本さんが3尾で5kg越えと大型を揃え、安定した好釣果で見事に優勝されました。西本さんは、食い渋りを想定し、磯際やシモリ際を軽い仕掛けのスルスル釣りで丹念に探ったそうです。
今大会では、後援の宿毛市観光協会様から地元の名産品のご協賛をいただき、上位3名には7月に開催される「第3回宿毛チヌパラダイスカップ」の出場権も進呈していただきました。また、「だるま夕日フィッシングクラブ」には、当日の状況に応じた的確な磯選択・磯代わりのご配慮をしていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
GFG中国地区広島支部長 中西毅