9月25日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県沿岸部の大槌町を流れる大槌川にて津波で流出したガレキ撤去作業のボランティア活動を行いました。
県内陸部の紫波町社会福祉協議会からの委託を受け、活動実績のある同町の「川を知る会」メンバーとの共同作業となりました。
午前10時に大槌中学校集合、校舎は津波の浸水で使われておらずグランドには一面流された車両の保管場所となっており、映像で見る被災の様子と実際とではかなりの差異を感じました。
さて、当日は数日前の台風の影響で水かさが高くタイツ、ウェーダー、フローティングベストを着用しての作業となり、消防から快くお借りできたトビを持ち参加者全員胸まで立ち込みながら屋根のトタン、電化製品等金属を主に回収いたしました。
稲刈りのシーズンと重なり参加者が少なかったことは残念でしたが、自ら被災した釜石在住の会員がこの活動に参加して下さり、また何より全員が一釣り人として岩手県人として自覚を持って一生懸命に活動したことは大いに意義があったと思います。
また大槌川支流の川では滋賀県からのボランティアの方々が堆積したヘドロ取りの作業をしておられました。
サケの遡上、イトヨの生息地で知られている小さな清流河川ですが、泥だらけになりながらの活動に頭が下がりました。
荒れてしまった故郷の川でもサケは帰ってきていました。
何年かかるかわかりませんが、沿岸の河川が清流を取り戻せるようGFG岩手支部としても今後も活動を続けていきたいと思います。
報告 事務局 千田 悟