平成24年10月21日(日) 神奈川県大磯海岸にて、神奈川支部・千葉支部合同の投げ釣り懇親大会を開催しました。
本合同大会は、平成22年より恒例となったもので、今回で3回目となります。会員・オブザーバーを含む30名の参加者で、和気藹々とした和やかな中にも緊張感のある、充実した懇親大会となりました。
大磯はこの季節、秋のピンギスに混じり良形の落ちギスが顔を出す、絶好のシーズンでもありますが、直前に通過した台風の影響も若干残り、ビギナーには少し手強い状況と推測されました。こうなると、大磯海岸に精通した方や投げ釣り経験の豊富な方が断然有利ではと想定されましたが、今回の検量対象尾数を決定する ”くじ引き” の結果は、3尾重量勝負となり、これならば経験差を意識せずに結果が期待できそうです。
さて、会場の状況ですが「晴天・微風」と申し分なく、やや波高ではあるものの澄潮で日中は少し汗ばむほどの、所謂 ”釣り日和” です。地元の投げ釣りクラブのイベントや、投げ釣りファンの入浜で、何時もながら海岸は大賑わいの様相でした。開始は午前6:00。開会式とルール説明の終了とともに、皆さん西へ東へと狙ったポイントに移動していきます。遠・中・近と投げ分け、魚の居場所を探っていくのが投げ釣りのセオリーですが、この時期のポイント選択は、西に行くほど型は良く、中央から東方面は中・小型の数釣りと言った状況が本来です。
9:00丁度の時刻に皆さんの状況を伺って見ました。やはり、西側のコガ根寄りに入った方は、大型の釣果に恵まれているようです。次に海岸中央付近ですが、此方は型こそ小ぶりながらも数がそこそこ上がっているようで、2連や3連の釣果も見受けられます。ベテラン者の仕掛は、大型と数釣りを意識し”キス針5号・6点針”程度を選択している方が多いようです。一方、本来なら好釣り場のはずの東側ですが、今日のコンディションは今一つのようで、型・数ともに低調です。 ”遠くに投げても、手前を探っても魚がす少ないな~”という返事が返ってきます。やがて終了時間の11:00。笑顔で帰着される方やうつむき加減で帰着される方、検量指定尾数の3尾にはやはり小型が混じり、大型を3尾揃えた方が中々見受けられない中、過去にも優勝経験のある、地元大磯に精通した安部川会員が、中型から大型を揃え、3尾139gで優勝しました。全体の状況は、一桁釣果の方も数名いましたが、10尾~15尾釣果が圧倒的に多く、尾数の最高は、オブザーバー参加の岩下さんで24尾でした。優勝、2位、3位の他に、10位までを順位表彰し、他は恒例の”お楽しみ抽選会”を行い参加者全員に記念賞品が行き渡る様にしました。歓声と笑いに包まれた中、平井支部長の閉会挨拶で、楽しく有意義な一日が幕を向かえ帰宅までの安全を皆さんで誓いながら解散となりました。今回も多くのご参加をいただきましたオブザーバーの方々、そして、今年もまた貴重な賞品を多数ご提供いただきました「大磯 すずき釣具店様」には、支部役員・幹事一同心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
《報告 神奈川支部幹事 井上 清理》