令和4年7月31日、神奈川県酒匂川松田地区で標記大会が行われました。悪天候で予備日開催となり、私的な釣行真っ盛りのこの時期に参加していただいた27人の方には感謝です。そしてこの27人は、猛暑が予想されるこの日、雨にも風にも、そして夏の暑さにも負けぬ尊敬すべき27人の真の猛者の集まりです(いや、単なる釣りバカか?)。
さて大会ですが、数日前の出水で平凡な瀬はほぼアカは飛んで、残りアカ狙いの釣りになります。結果、川を熟知した地元の名手が、他を引き離しワン、ツー勝利。優勝の山崎信久様は懐かしい私のライバル、若き頃の戦いを思い出します。また準優勝の高力彰英様は、その教えを受け継ぐ名手。そして3位には、私以外釣り禁止の場所にちゃっかり、遅れていった私の顔を見るなり、「やな顔を見た」の一言の太田雅司様。もうイイ(笑)。ところで今年の酒匂川は天然遡上が豊富で、素晴らしい当たりと引きを見せます。私もなかなか水を切れないアユを楽しみました。大物賞は20.2センチの神奈川支部の将来のエース候補の小室祥様。きれいな海産アユでした。
そんなこんなでコロナ第7波中の本大会も無事終わり、仲間からは感染の話もなく、大会も感染予防を果たしながらの大会でした。宮沢賢治なら、夏の暑さにも、コロナにも負けぬ丈夫な体を持ち……と詠むのかな?ともかくコロナ禍でありながら、安全に楽しく過ごせた1日だったと思います。真の猛者27人に感謝です。また元気オトリの北村オトリ店様、有難うございます。運営に協力していただいた方々にも御礼いたします。何より変わらぬがまかつ様からのご支援、本当に有り難うございます。アユシーズンも折り返し、次は相模川の大アユが待っています。
《報告 神奈川支部長 平井 幹ニ》
《大会成績》
順位 |
氏名 |
匹数 |
長寸 |
備考 |
1位 |
山崎 信久 |
23 |
20.5cm |
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2位 |
高力 彰英 |
22 |
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3位 |
太田 雅司 |
16 |
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4位 |
金澤 重臣 |
15 |
20.0cm |
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5位 |
平井 幹二 |
15 |
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6位 |
小室 祥 |
15 |
22.2cm |
大物賞 |
7位 |
鈴木 健治 |
14 |
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レディース賞 |
堀 友里 |
9 |
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オトリを含むアユの総匹数で順位を決定
同匹数の場合は年長者を上位とする
《優勝者コメント 山崎 信久》
強風が吹き荒れる中、私は上流へ歩いて15分ほどの右岸側の十文字放水路から流れる分流の瀬に向かいました。このポイントはヘチにアカが残っており、思い通りのスタートダッシュに成功しました。その後さらに上流の瀬に向かいましたがウグイしか釣れず、結局元の瀬に戻りました。釣りを再開すると目印の先に何やら動くものが、よく見るとなんとイタチが歩いてきました。このイタチは黄金に輝き、勝利の女神ならぬ勝利のイタチでは?などと妄想しながら数匹追加しました。このころには風も弱まり釣りやすくなり、さらに下流に下り、流心に立ちこみ浅いヘチの泳がせ釣りに切り替え数を稼ぐことが出来ました。検量の結果優勝とのことで、優勝は勝利の女神、イタチ様のおかげでしょうか(笑)。最後になりますが、早朝から準備・運営にご尽力いただきました役員、関係者の皆様、改めて感謝いたします。