野も山も秋景色となった10月28日(日)・29日(月)、埼玉県羽生市「椎の木湖」に於いて「GFGヘラブナ東西対抗戦」が開催されました。この大会はGFGに所属するヘラブナ釣り愛好者による全国大会を開催し、「技術の交流や親睦の輪を広げて行こう」と企画され、その前哨戦として関東地区本部と関西地区本部の役員を中心に実施されました。
28日(日)早朝に現地入り、休日という事もあり多くの団体を含む釣り人が整列し入場を待つ様は、熱気にあふれておりました。釣れる魚の多くは「大助」と呼べるサイズで、あいにくの雨模様ではありましたが、十分にヘラブナ釣りを堪能することが出来ました。
午後4時、椎の木湖の食堂に全員集合。大会開催趣旨等について花房副会長から説明があり、参加者の皆様には今後の大会運営に係る意見を伺いました。その後羽生市内のホテルに移動し発会式を開会、GFG杯同様に選手自己紹介から抱負などを発表して頂き、盛況のうちに終え、その後遅くまで釣り談義が続いておりました。
29日(月)午前5時30分に集合し、朝食後抽選順に5号桟橋に入場、関東関西の選手が交互に配置するようにしました。午前6時30分、場内放送のアナウンスにより競技は始まりました。天候は前日より打って変わり秋晴れ、開始早々あちこちで竿が曲がる光景が見受けられました。やはりここの魚はデカイ!選手の持つ「がまへら」を相当に絞り込んでおりました。5号桟橋は水深5m以上あり、底釣りの方もおられましたが、大半の選手が宙釣りの両ダンゴでした。池の管理者に聞きますと「2キロ台の超大助が釣れ、太仕掛けでも切られる事がある」との事。また、この池は釣り座全てに自動計量機が備えられており、リアルタイムに戦況を知ることが出来ました。
午後1時に競技終了、記念撮影の後クラブハウスの食堂で昼食をとり、その後表彰式。前半から浅棚を攻め順調に数を伸ばしていた関西の中川雅之さんが43.31kgを釣り上げ見事優勝、「がまへら 紫峰天月」を手にされました。準優勝は関東の石塚達夫さん、第3位は熊谷 充さんで、関係者の話し相手をしながらも見事に入賞されました。その他の選手も関東関西より選抜された実力者、20kg以上釣られた方が半数以上とレベルの高い大会でした。最後に三木 修関西地区本部長の総評により閉会しました。
平成25年「GFGへらぶな東西対抗戦」は、10月29日・30日に「椎の木湖」で開催される事が決りました。東日本(東北、上信越、関東、東海)、西日本(中部・北陸・関西・中国・四国・九州)に分かれ、予選を関東地区、関西地区にて開催、その代表選手により「東西対抗戦」が行われます。事前にGFG便りでお知らせしますので、みなさまの参加をお待ちしております。
(レポーター GFG事務局 谷野 栄二)