平成24年度第1回投げ釣り親睦会を4月8日(日)に高知県の白浜海水浴場で開催しました。今年で7回目の四国での第1回親睦会開催となりましたが、今回も地元高知、徳島、香川県より10名が参加してくださり、総勢28名(1名欠席)での開催となりました。
午前5時に全員集合し、開会に先立ち、我々投げ釣り部も大変お世話になった生木GFG会長が先月急逝されたことを報告し、参加者全員で黙祷を捧げました。引き続きあいさつ、競技内容説明の後、昨年度優勝された高知の吉永さんにひとことアドバイスをいただき、早々に海岸に散らばりました。
日が照りこむまでは寒いことこの上なく、皆とりあえず投入はするものの「これでは釣りにならん・・・」と竿立てに竿を置いたまま、周囲と早くも歓談タイムです。開始直後は満潮ということもあり、数名の健脚自慢のメンバーは海岸伝いのとなりの浜まで移動するのに、ところによってはかなりの岩場をよじ登って・・・。投げ釣りというより渓流釣りか山岳部といった様相でした。でも結果としてその苦労が報われるのですが・・・。
さて、私が入った海岸右側では、1投目に徳島の武市さんが1匹釣り上げられたものの、かすかなアタリがあったかと思えば鈎が無くなっている始末で工事の連続です。中には吉永さんのアドバイス通りに、小さな鈎にエサを1匹掛けをしてじっくりアピールをしている方もいらっしゃいますが全くダメで、近所では良い方で1匹確保といった状況です。山岳部の方からも電話がありますが似たような状況とのことでした。
ひとしきり歓談も済んで、後半戦はかなり潮が引いてきたので山岳部の方に移動しつつ皆さんの様子を聞いて回りますが、どこも苦戦の連続です。そうこう移動して山岳部の方まで辿り着きましたが、ここはちょっと景気がいいようで、極貧の釣果の中にあって、皆さんそれなりにキスを釣り上げられています。ここで圧巻だったのは徳島の山村さんです。到着直後に釣果を写真に撮らせてもらったのはいいのですが、その後も巻き上げるたびに4連、5連と写真撮影の連続です。見てみると超遠投され、ここぞというポイントでは丁寧にじっくりサビかれています。
これはいかんと回りも超遠投モードに切り替えますが、山村さんにだけは海の中のキスが見えているかのように、ただ一人圧巻の釣果でした。
皆さん「超低活性」の中、終了時間いっぱいまで頑張っていただきましたが、審査に報告されるキスの数は周囲で咲き誇る桜とは異なり、「開花までもう一歩・・・」といった結果でした。
審査の結果、優勝は徳島の山村さんで26匹と一人だけ“ずば抜けた”釣果でした。
表彰式の前に今回参加いただいた四国の皆さんより地元名産の賞品を提供していただき、表彰式でも盛り上がることができました。いつもエサを準備していただく高知の吉永さんとともにこの場を借りてお礼申し上げます。次回は5月20日に福井県の波松海岸でGFG北陸との合同投げ釣り親睦会の予定です。多数のご参加お待ちしております。
レポーター 事務局 中 英紀