平成28年度GFG杯争奪全日本地区対抗鮎釣り選手権大会が7月31日から8月1日に高知県仁淀川にて開催された。今年の仁淀川は近年になく、アユが少ない。地元で漁をしている人もこの40年で一番アユが少ないと言う。昨年12月産卵後の時季外れ暴風雨で卵が流されてしまったらしい。仁淀川ブルーと呼ばれる様に水は綺麗で透き通っているが、減水気味。東北地区から九州までで地区予選を勝ち抜いたレディース6名を含む39名にて6時予選をスタート。39名を3ブロックに分け、各ブロックから上位3名(同匹数は繰り上げ)が決勝に進む。Aブロック(片岡地区)は浅見選手(関東)が7匹でトップ通過、レディース堀選手が4匹3位タイで通過したが、地元西森選手が敗れる波乱。Bブロック(簗瀬上流部)は、市川選手(四国A)が10匹でトップ通過。Cブロック(簗瀬下流部)は下田選手(関西)が5匹でトップ通過し、地元北村選手(四国A
)が敗れる波乱。各ブロックともオトリが変わっても同じ場所では掛からず、アユのいる場所を探し歩いた人が数を重ねた。掛かったアユは20cm~26cm、平均23cmで引きが強く取り込みに時間がかかる。決勝戦は場所を黒瀬地区に移し11時からスタート。大会本部前の瀬に入った丹羽選手(中部)、太田選手(東海)がスタート早々に掛けたが後が続かない。気温36度の中で瀬に立ち込んで粘った丹羽(中部)選手が逃げ切った。決勝戦で唯一のレディース堀選手(関東)がトロを泳がせ数を揃えて健闘した。団体戦は四国Aチーム、関東チームが同匹数となったが、重量で四国Aチームが上位となり、団体優勝の栄に輝いた。
《報告 関東地区本部長 朝倉 嘉嗣》