リポーター　南九州支部事務局長　高田茂吉
　南九州支部は3月2日（日）、会員20名が参加して、天草市牛深一帯の磯で春季懇親磯釣り大会を行いました。この大会は、例年春のチヌ釣り大会として開催されるものですが、今回は3月末に行われる九州地区グレ釣りチャンピオン戦の代表選考も兼ねて、チヌとグレを対象に行いました。今年の天草西海岸一帯のグレは、年明けから現在まで良型も交じって好調との便りが聞かれており、ここ数年好漁に恵まれなかった当支部の大会も、今年こそ皆さんの顔がほころぶ好釣果が見られるのでは、と期待されたのですが、やはり自然が相手の願いであれば、こちらの思い通りには行かないものです。大会は、早朝5時から2名1組となり、クジ順の瀬渡しで開始。この日は予報通り夜明け頃から北の風が強まり、釣り場によっては波しぶきと風のため、早々に釣り場を移動する組も見られました。加えて、強風による波で潮の色も悪いためか、当たりどころかエサ取りの姿さえ見えずじまいという状況のポイントも多かったようです。午後2時納竿、帰港後直ちに検量が行われました。今回はどの釣り場も不調だったようで、釣果はチヌが1名、グレが4名だけでした。そのような状況の中、沖の平瀬に上礁した上田照次郎会員が、44.3cm、1.54kgのチヌを釣って優勝し、賞品のチヌ竿がま磯「枯冴中硬5.3m」を見事にゲットされました。他には数人に、中型のグレ（37cm前後）を4～5匹の釣果も見られましたが、全体的に不調でした。今回は悪い状況の中、参加された皆様には大変お疲れ様でした。終日熱心に釣果を競い、無事大会を終了できました事を有難くお礼申し上げます。