南九州支部は九州地区本部の後援を得て、6月5日（日）に鹿児島県・甑島の里でイシダイ釣り大会を行い21名（オブザーバー2名含む）が参加しました。その約2カ月前の 4月14日夜、突然大地震が襲いました。そして16日未明（午前1時25分）に再び大地震。ともに震度７の強烈な揺れで、熊本地震でGFG南九州支部の会員の多くが被災、今も余震に怯えています。5月8日に予定していた南九州支部青年部の大会を延期、6月5日（日）のこのイシダイ釣り大会も延期と考えましたが、自粛するより大会を開催し一日も早く普段の生活取り戻そうと甑島の里で開催しました。この大会は、九州地区の会員なら誰でも参加できる珍しい大会です。今年も福岡支部、佐賀県支部からの参加者がありました。例年より少ない参加者となりましたが、大変盛り上がりました。今年の里は、4月に60cmオーバーのイシダイが各磯で上がり絶好調だっでしたが、近況は数型共にいまひとつのこと。
しかし、ここは甑島、釣果が十分期待できます。参加者2名１組で各磯に上礁。私も最後に港の前の離れ磯に上礁し竿を出してみました。ガンガゼと赤貝の餌を用意しました。しかし、餌取りも活性が悪く、ガンガゼには全然触らず、赤貝でも置き竿が出来るほどでした。9時頃下げ潮が入って来たのでチャンスと手持ちで集中しているとイシダイの前当りがあり、その後、穂先から竿が突っ込み、3ｋｇ級の見事なイシダイをモノにできました。何時も釣れないこの磯で出たので、沖の磯も今年は期待できると思いました。13時に納竿で各磯の参加者を回収すると、皆さんそこそこ釣果が有り一安心。港に戻り検量、9名の方に釣果があり、その中で見事58.5cmを仕留めた村上豊会員が優勝。準優勝に白木さん57cm、私は56cmで3位でした。
　最後に、熊本地震義援金を募り16,920円集まり無事大会が終了ました。来年も同要領で開催する予定ですので、九州地区の皆様のご参加を心からお待ちしています。
リポーター　南九州支部長　築地輝生