南九州支部は7月24日（日曜日）、熊本県緑川の支流・御船川で参加者17名でアユ釣り大会を行いました。この大会は、最初6月19日（日）に予定していましたが、今年の熊本の河川は何処もアユの生育が悪く、大会ができる状況ではなかったため、梅雨明けを待って今回開催したものです。
この日の御船川は、一週間前の豪雨で、大会会場の沿道添いの道路の一部は陥没のため通行止めの箇所もあり、また町中心部の3か所の橋桁には、流された5台もの自動車の残骸もみられて4月の熊本地震の際に被災した、民家の屋根のブルーシートと共に、痛ましい風景に強い印象を受けました。
しかし、御船川の状況は良好で、水位は20cmほど高めながら、濁りはなく快晴の天気に好釣果が期待されました。受付のあと、中川副支部長の会場と競技の説明を受けましたが、その話でも、御船川の釣況は数、型ともに今年は少なくて、多くは望めないとのことでした。検量を午後2時として、早速大会を開始しましたが、減水したばかりの底石には、やっと石垢が付き始めたところで、立ち込んだポイントによって釣れ方に差が出たようでした。中には、24～25cmの型が混じる良型を揃えた釣果もあれば、数は釣れたが小型のアユばかりと嘆く人もいて、それでも次々と持ち込まれる釣果で、検量は盛況裏に行われました。
今回参加された会員の中にも、先の熊本地震で被災された方も数名おられて、記念撮影時のバックの家には、いまだ進まぬ修復の家屋の青いビニールシートの風景もあって、なんとなく何時もと違った雰囲気の大会となりました。そんな状況のもと、炎天の中に参加された皆さんには、熱心に競技され無事大会を終了し親睦を深めることが出来たことを感謝します。皆さんお疲れ様でした。
南九州支部事務局　高田茂吉