今年度最後のアユ釣り親睦会を奈良県吉野川にて開催しました。
今年は天然遡上が少なく、更に集中豪雨などの増水に見舞われ厳しい釣りが強いられるとのことでしたが、所々で尺アユが掛かっているとの情報に期待した仲間は、全員が相応の仕掛けを準備し大アユに挑みました。競技は吉野大橋周辺の限られたエリアでこの時期標準の「27㎝以上一匹長寸」で競いました。
開始早々、全員が大橋上流の「瀬」周辺へ移動し、私はその瀬尻に入らせてもらい開始しました。オトリがいい具合に泳いでくれ、色つきの良い石に差し掛かった途端、一気に目印が走り出すと同時にのされるような重量感。竿を活かし必死に耐えますがなかなか引き寄せられません。そのうちアユは一気に下流へ走り出しましたがそれを止める事ができず痛恨のラインブレイク。
周囲はポツポツと23㎝程のアユを掛けていますが、瀬を釣っていた野田インストラクターが大きく竿を曲げました。どうやら大物のようで、流心に入ろうとする獲物を必死に竿の弾力で耐えてます。数分の格闘からようやく足下まで引き寄せることができ、糸をつまみ持ち上げたアユは綺麗に背掛かりした見事な大アユでした。この一連のやり取りは今後の釣りの参考になる立派な勇姿でした。流石です。
周囲の仲間も大アユへの期待が益々高まったと思いきや、今度は私の下に入っていた仲尾さんの竿が大きく弧を描きました。これも大型のようで強烈な引きに必死で耐えています。ようやく取り込めたアユは、これまた見事な大アユで、戦いを終えた仲尾さんは笑顔というよりバテた姿が印象的で本当に面白かったです。
27㎝以上と厳しめのルールでしたが4名が検量に持ち込み、終盤の吉野川のポテンシャルをあらためて確認できた一日でした。
ご協力下さいました㈱がまかつ様、協賛店の皆様、本当にありがとうございました。来年も「恒例BBQ」を企画し皆様に楽しんでもらえる親睦会になる様努めますので、ぜひ奈良に遊びに来て下さいね！　　
(レポーター：奈良支部事務局・酒本直樹)