3月13日、大分県津久見の磯を舞台に大分支部は第32回(グレ)釣り大会を行い、23名が参加しました。猪熊副支部長が経営するIGマリンを利用して、グレ1匹の重量勝負です。この大会はGFG九州地区グレ釣りチャンピオン戦の予選も兼ねており、来期の出場枠である8名のうち5名の選手を今回の上位選手から選びます。
当日は春を告げる低気圧が日本海を東進する気圧配置で、鶴見・米水津・蒲江の磯は、南からの風で船止めが多くなりました。しかし、津久見の磯は四浦半島と保戸島が南からの波をシャットアウトするため、安全な磯釣りが出来ます。午前6時30分に集合した23名の会員たちは、沖磯から2~3名に分かれて順次瀬上がりです。
役員改正で今季から事務局を担当する佐藤君が船の責任者を初めて担当するので、私と磯テスターの城本君が補助し、最後に佐藤君と上礁したのは、初めての場所となる「貴船島の水道」でした。
ポーターからの助言は遠投だったので、遠投で深めを狙うこととチヌでもとの考えから、6号としては重めの52.8mgでオキアミが外れ難いデカケングレをチョイス。竿はグレから7kgオーバーのマダイまで仕留めているインテッサGⅤ-1ー5.0です。
最初に竿を曲げたのは隣で釣っていた佐藤君で30cm級。そのあと見学に来た佐藤君と話している時に道糸が僅かに引っ張られ、約5秒後に聞き合わせると優勝魚が躍り出ました。そのあとは、お土産用のイサキやメバルを追加しました。サイズに不満だった佐藤君が、納竿30分前に3位入賞のグレを引き出したのには驚きました。
検量でキロオーバーの検量者は7名、他魚のマダイは1~4kg級まで5~6枚揃いました。チヌは時期尚早なのか数枚にとどまりましたが、会員たちと津久見の磯のポテンシャルの高さを再認識した大会になりました。
たくさんの協賛に感謝致します。また、的確で安全な磯渡しを行うIGマリンとスムーズな運営に携わったスタッフや協力してくれた会員たち、皆さんありがとう。(レポーター:池永 祐二)