まだ夜が明けきらない午前6時の集合時刻には、初秋の冷え込みにより上着を一枚追加する多くの会員さんが目立ちました。ここ徳島市の小松海岸は、京阪神からのアクセスも良く、近年ではサーファーズパラダイスとなっているのですが、大会当日は北西の季節風により波も抑止され、非常に穏やかな状況で我々釣り人を出迎えてくれました。今回の参加者は、県内外から31名（実参加26名）でした。全員が集合した後、ソーシャルディスタンスをとりながらの競技説明では、競技時間（4時間後の午前10時に帰着設定）、競技方法は総匹数（頭があれば一匹と計量する）・その他の注意事項（ルアーマンやサーファーとのバッティングが無いように）を連絡します。そのあと各自思い思いの釣り場へと足早に向かって行きました。
　参加者全員に釣果があり、トップ3の方々は100匹越えの素晴らしい結果を見せてくれました。海の中にはキスだけではなく、他の魚達も活性は高く、ヒラメやマゴチを釣って帰られた参加者が数多く見受けられました。釣れたキスのサイズは、匹数勝負と言う事もあり、小型の魚が目立ったものの、中には23cmを超えるキスを釣っておられた方もおいでになりました。季節的にも15～18cmのサイズが揃う海岸ですが、大会当日はカタクチイワシが接岸しており、フィッシュイーターも沢山いたため、群れの移動を察知して、より大きなキスの群れを探し当てた方々が上位に入賞した大会となりました。次回は、より多くのキャスターが参加し、楽しめる競技会を開催いたします。（レポーター：矢野勝彦）