静岡県に桜の開花宣言が出された3月22日に東海地区本部の東部地区渓流懇親釣り大会を狩野川で開催しました。支流の大見川沿いにある「橋本屋おとり店」に朝6時30分に集合し、久しぶりの再会を喜び合いました。お彼岸の中日であったことや急な仕事で参加できなくなった人もいたなど、参加者も8名の少し寂しい大会開催となりました。釣り場所は本流を含む狩野川水系とし、集合時間を正午に設定、アマゴの一匹の長寸で順位を決定することとしました。今年の狩野川は3月1日から解禁となりましたが、寒い日や強風の日が続き、釣行できる日も限られ、魚影も薄いのか漁協のホームページには、午前中で2~5匹と記されており、苦戦を強いられる大会が予想されました。各自が狙いをつけていた思い思いの釣り場に移動した後、私も過去に実績のあった支流の冷川に入りましたが2時間過ぎても当たりがないため、大見川の本流に場所替えをすることとしました。前日が祭日であったこともあり多くの釣り人が入って場荒れしているのか、途中出会った何人かの釣り人に釣果を訪ねるも「ダメですね」と本流の状況も厳しそうであり、“悪い予感”が的中しなければと心配になりました。残り1時間半のところでやっとの当たりが、合わせると18cmのピカピカアマゴがヒットし、無事手網に収めることができ一安心、その後数匹を確保し、検量場所に戻りました。時間には全員が帰ってきましたが、数・形ともに満足できない様子でした。検量の結果、神様の悪戯か、私がまさかの優勝となりました。2位は昨年度優勝者の五十嵐さん、3位には天野さんが、天野さんは、毎年中部地区からご夫婦でご参加いただき、大変感謝しています。表彰式終了後はおとり店でお茶をいただきながら懇親を深めるなか、来るべく今年の鮎釣り談義に花が咲き、鮎釣りでの再会を約束して有意義な大会の終了となりました。協賛品を提供いただきました(株)がまかつさまと橋本屋おとり店さま、大会の運営に当たられた役員さまありがとうございました。ご多忙の中、参加いただきました会員の皆さんご苦労様でした。
(レポーター 稲葉 由彦)