9月10日(日)、強い日差しもようやく和らぎ、秋の気配を感じさせる金木犀の香り漂う川面に、少し寂しく感じつつも、静岡県安倍川支流の藁科川に集まった会員は、早朝にもかかわらず追いの立った最盛期の鮎並みの元気さ、後は肝心の鮎ちゃんのやる気に期待して懇親会がスタートしました。
　藁科川は過去にGFG杯、全国大会の会場になった事もある川で、透明度の高い穏やかな流れの河川、育った鮎は、鱗が細かく美形で香りが強く、静岡県の人気鮎釣り河川の一つ、今年は好釣果が望めるとの事で、久しぶりに藁科川での懇親会開催となりました。
　思い思いのポイントに散った会員の竿が方々で早くも弧を描くのが見え、ホッとしたのも束の間、あっという間に時間が過ぎ検量の時間、好調の藁科川で、やはり場荒れが激しく、早朝の一追いの後は、皆苦戦を強いられたようでした。その中でも相変わらずのアグレッシブな場所異動で追いの良い鮎を探し当てた木川君、一通り釣周り最後は皆が川を切って行った場所での入れ掛りを演じ、優勝となりました。
　検量後に皆でそろっての昼食、まだまだ釣期の長い静岡鮎河川の情報交換や、楽しい会話で会員同士の仲の良さも垣間見られ、とても有意義な懇親会となりました。
静岡県には藁科川や興津川など11月まで錆の無い綺麗な鮎が釣れる河川がいくつもありますので全国の皆さんもぜひ釣行してみてください。
レポーター　東海地区本部　望月譲