平成24年8月26日、狩野川にて鮎釣り懇親会を開催致しました。
今年の静岡県内の河川は、昨年の産卵期の台風被害に加え、遡上期の豪雨の影響か、近年にない不調の年となっております。狩野川も例外ではなく、解禁日にオデコが続出するなど絶不調･･･。
その後も際立った回復は見られず、厳しい状況が続いている中、河津川等他河川での開催も検討しましたが、どの河川からもよい情報はもたらされず、数は出ないものの良型がボツボツ釣れ始めたとの便りのもと、狩野川松ヶ瀬にての開催となりました。
「狩野川絶不調」の情報が流れているせいか、参加者は、オブザーバー1名を含め21名とやや寂しい人数で6時30分のスタートです。一般の釣客もまばらで、普段なら混雑する1級ポイントにも入ることができ、それぞれ淡い期待を込めてオトリを放ちました。
すると驚いたことに、開始直後よりあちらこちらで竿がまがり良型が取込まれています！
高みの見物をきめ込んでいた私も慌てて釣り始めたところ、たちまち強烈なあたりがあり20cmオーバーの元気な鮎が3連荘！不調の評判が嘘のような絶好調？かと思いきや・・・その後はパッタリとあたりが途絶え、各参加者とも苦戦を強いられている様子です。
それでも今回は、大物賞を設定していることもあり、一発大物に期待を込めて、皆さん時間ぎりぎりまで頑張っていただきました。
結果は、竿抜けのポイントを求めて足で稼いだ望月氏がオトリ込12匹で見事に優勝。準優勝は遠方より参加していただいた神麻氏、大物賞は23cm前後の鮎が多数持ち込まれる中、23.5cmと頭一つ抜け出した星野氏が獲得しました。
他の皆さんも少ないながら、近年の狩野川にしては良型の鮎を釣り上げ、無事大会を終了することができました。最後に、豪華賞品を提供いただきましたがまかつ様、手作りのタモ枠を提供いただきました東海地区本部相談役の阿部様、そして厳しい釣況の中ご参加いただいた会員の皆様、本当にありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レポーター 後藤　秀之