11月3日、神奈川県は大磯海岸において「GFG関東・東海合同投げ釣り懇親大会」が開催されました。
当日はうす曇ながら穏やかな天気に恵まれ、波も静かでシロギス狙いには絶好の日和となりました。釣果もここ数日、上向いており、開始前から「今日は大釣り間違いなし!」などと話が盛り上がり、いつもなら誰が優勝してもおかしくないように3匹や5匹、10匹と言った指定尾数で順位を決めるのだけど、この日集まった選手たちの顔ぶれは投げ釣りのエキスパートばかり。それならば思う存分楽しんでもらおうと、東海地区代表の佐野俊憲テスターと協議し、審査方法は20尾までの総重量に決定。午前6時半より11時半まで競技を行いました。
釣りというのは「昨日まで…」「さっきまで…」という言葉あるように、いざ釣り始めるとちょっと渋いうえにメゴチなどの外道も多く状況は一変。大半の選手からは「20匹なんて無理~~」っと、泣きが入りました。しかし、大磯海岸をよく知るエキスパート達は、根際のマイポイントや波打ち際のカケアガリ、または足を使い次から次へと移動を繰り返して数を稼ぎ、半数近くが10匹に満たない中、リミットの20匹を揃えた選手は4人と厳しかったもののトップはダントツの41匹もキープしてきました。また、13センチ前後が主体ながら25センチオーバーの大ギスも飛び出し、大きなキスが混じると1尾で小さいキスの7~8尾分以上あるので、いかに大きなシロギスを混じらせながら尾数を揃えるかがカギとなりました。
レポーター 千葉支部 林 賢治
成績
順位 |
氏名 |
成績 |
所属地区 |
1位 |
安倍川 紀彦 |
505g |
関東地区 |
2位 |
望月 憲二 |
470g |
東海地区 |
3位 |
林 賢治 |
448g |
関東地区 |
大物賞 |
佐野 俊憲 |
22.5cm |
東海地区 |
尾数賞 |
永島 明 |
26匹 |
関東地区 |
■審査方法:キス20匹の総重量
■参加人数:28名
《優勝者コメント》 安倍川 紀彦
当日は、20匹の重量勝負なので、ここ最近数の出ている通称「電光掲示板」から西へ向かおうと思いました。最初に入った場所で、第30回のG杯キス全国大会で優勝された友重さんが、丁度仕掛けを回収しており、釣れてきたのはメゴチでした。友重さんは遠投狙いだったので遠投はダメと見切りをつけて、終始4色以内の釣りで通しました。仕掛けはシロギスファイン3号の10本針で、アタリの有る所はジャリメで釣り、アタリの少ない所は集魚力の高いイワイソメを混ぜて使いました。探り方は細かいサビキからの止めが良く、全体的に小ぶりでしたが20cmオーバーが1本入ってくれたので優勝出来ました。