GFG四国:徳島支部主催 <<大会結果>>

ハエ釣り大会

ハエ釣り大会 12月24日、午後は雨との天気予報が危惧されましたが、降雨は夕刻へとズレ込み、曇天のために放射冷却も緩和され、風も余り無いという絶好の釣り日和にGFG徳島支部のハエ釣り大会を開催しました。場所は前回と同様に園瀬川流域。事前に試し釣りをした結果では、ハエがいる場所には沢山固まっているけど、それ以外の場所では全くと言って良いほど姿が見えないという「極端」な状況。会員諸氏には苦労の大会になるだろうとの心配をしながら、無事終了することを祈って当日を迎えました。
 当日、午前7時までに、文化の森橋の下にある駐車場に全員集合し、大会ルールと事故防止等の注意事項を説明、その後各自で思い思いのポイントに散って行きます。
 気温的には7度から10度くらいの間での釣りでしたが、風も弱く、時間と共に気温も上がり、釣り易い状況に変化して行ったように思います。
 10時半の集合時間には全員が無事に帰着し、幹事としてはとりあえず無事に大会が成立したとホッと致しました。クジ引きの結果、計量は10匹の重量となり、各自悲喜こもごも。計量は手馴れたもので、10時40分には計量が終わるというスムーズさでした。選手も10匹の提出をスムーズ行ってくれましたし、計量に携わっていただいた方々にも合わせて感謝です!
 残念ながら、ハエのいる場所を発見できずに計量のなかった方もいましたが、優勝者は、昨年に引き続き連続優勝、全体としてはマズマズの釣果であったと思います。
 今後は、開始時期や時間をどうするかとか、釣果UPに繋がる変更を考え、次回からも、参加者がより楽しめて、結果としてGFG会員が増えていくような大会運営をしたいと、今回も心を新たにしました。
 最後に、沢山の商品を用意していただいた、がまかつ様と大会運営に携わっていただいたGFG徳島支部の仲間に感謝して、結びと致します。ありがとうございました!

成績

順位 氏名 重量
優 勝 瀬尾 捷征 137g
準優勝 林  精一 136g
3位 矢野 勝彦 123g
4位 乾  重幸 105g
5位 中島 真典 93g

■審査方法:10匹の重量

優勝の談  瀬尾捷征
私が徳島県釣連盟所属のクラブ「鱗友会」に入会した、およそ五十年前には「小物の鱗友会」と言われていた。若い頃にはその言葉に反発したこともあったが、当時二百以上あったクラブの中で、一クラブを名指して「小物の」と呼ばれていたことを今では誇りに思っている。海のキス、小チヌ、小アジ、川のハエ、ワカサギ等、小物の数釣りをするには、それなりの工夫と練習が必要であった。
ハエ釣りではまず、川を見る目を養うことが大事である。トロ場、チャラ瀬、瀬尻とあり、蛇行する川の流れが、こちらに向かってつきつけて反転し、対岸に向かって張り出すミオ筋より一歩手前で、流れが緩やかな箇所が狙い目である。一目で見える百メートル程の川の流れの中で「竿を出してみようかな」と思われる場所は一か所あるかないかである。
ここぞと釣り場を定めたら、まず仕掛けを投入して流勢、風向き、光の具合を確認する。
次にピンポン球程のダンゴ状のマキエをひし形に4個程まく。釣りが始まってからのマキエは釣れていても、釣れていなくても10~15分置きに「お焼香」と呼んでいるサラサラ状のマキエを指でつまむ位の少量を静かにまく。その後釣り場を変わらない限りダンゴ状のマキエを追い打ちしてはいけない。廻りの自然と同化し風を読んで舞を舞うが如く仕掛けを投入しウキ立ったら、竿をおさえつけて糸を張り、軽く止める。流れの下でウキよりも仕掛けが先行することをイメージする。張って止めてはちょっと流し、ハエがエサの上下運動に誘われてネリエを口に含んだ分だけウキに変化が出る。それが前アタリである。その瞬間を捉えて軽くあわせる。ウキが水中に消し込んでから強くあわせる様では遅すぎ、寄っているハエを散らしてしまうことになる。ハエ釣りを始めて数年間、師の寺澤守氏に「へたくそ、おそい‼」とよくしかられたものである。真顔でしかるその顔が懐かしい。
この日のタックルは、竿はがまはえ凌景3.6メートル。ハリはがまかつネリエ専用2.5号。
天井糸0.6号、ハリス0.3号、エサはネリエサを使用した。



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