梅雨明けやらぬ7月1日、矢野さん、僕雨男なんですけど参加しても大丈夫でしょうか？人生で初めて釣りをされる参加者より問い合わせがありました。僕が、晴れ男やけん大丈夫よと言っておいたのですが、当日の天気は曇りで雨がパラつきました。どうやら今回は雨男の方に少し軍配があがったようです。そんな天候の中、早朝より7家族28名が参加し教室は開催されました。指導役担当の先生方も、多数参加してくださり、ひと家族に2名ずつ投げ釣り指導の先生が専属で付き、長い仕掛けの取り扱い方や、巧みなエサ付けの技術を披露しながら、優しく・そして楽しく指導されています。
最初は大人しく先生方のお話を聞いていた子供たちも、開始30分後には海へ入り、別の楽しみを見つけてしまいました。そんな賑わいの中、狙いの魚種であるキスは参加者全員に釣れ、あちらこちらで大きい・小さいと嬉しい悲鳴が沢山聞こえていました。また、準備していたウキマロロッド・仕掛けのカラーリングは、曇り模様の中でもひと際目立ち、キスのアタリも鮮明に捉えています。
時折雨が降り、引き続き悪天候の予報だったため、納竿時刻を一時間早めて釣り場を後にしました。審査検量場所へ参加者が持ち寄ったクーラーには、パールピンクのキスが沢山釣れていました。
参加された全家族に15匹以上の釣果があり、帰宅してからの晩御飯もさぞかし賑わった事でしょう。

今大会では、全体の総匹数で多かった家族と、サイズの一番大きかった方を対象として表彰させて頂き、盾を贈呈しました。

総匹数の部：松浪家族　25匹　大物賞：古賀勝久さん18.4cm

当初の釣り場として予定していた小松海岸では波とウネリが心配された為、隣接する今切れ川河口での釣り場を選択しました。ここは波も穏やかで、キスが釣れるポイントも30メートル以内と近い為、参加者の皆さんも大喜びで釣りを楽しまれていたのが印象的でした。いろんな釣りの楽しみ方がありますが、一投多魚を目標とし、今後も教室を続けたいと考えております。
最後になりますが、お世話になったGFG徳島支部・島田支部長を初め指導役としてお世話頂いた方々に心より感謝申し上げます。

矢野勝彦