今大会の報告を行う前に、誌面をご覧のGFG会員の皆様へご報告を致します。
全国GFG相談役・九州地区名誉地区本部長でもあり、釣りライターの先駆者として全国的に知られ、釣りの世界において多大な功績を残されてきた小路 隆(ペンネーム弾涛竿・全九州釣ライター協会事務局長)氏が4月18日午前6時、ご家族に看守られる中、永眠されました。18日夕刻の通夜、翌日19日の本葬儀には、がまかつ副社長藤井治幸様、GFG会長高園満様はじめ、九州各地はもちろん、本州各県より訃報を聞き駆けつけた故人所縁の方々や関係者各位が参列され、多くの皆様に見送られる中、厳かに執り行われました事を、ご報告致します。
さて、GFG九州地区本部は4月20日(日)、大分県米水津沖磯を舞台に「GFG九州地区グレ釣りチャンピオン戦(GFG杯九州地区代表選考会)」を行い、各支部選抜の56名の会員が出場しました。当日は、先日お亡くなりになられた全国GFG相談役(九州地区名誉地区本部長)の小路隆氏に哀悼の意を捧げる意味で、大会役員、参加選手は喪章を着けて大会に臨みました。当日は、「午後から海況が悪くなる予報だが、午前中は大丈夫」との船長達の判断と、常冨事業部長が天気予報を熟考しながらの判断の末、大会を行う事となりました。米水津一帯のグレの状況は、余り釣れてなくて場所ムラは激しく、産卵期の食い渋りも顕著。加えて天候も雨模様との事で厳しい条件下での釣りとなりました。そんな悪条件の中でも参加選手達は粘り強く、何とかグレを仕留めようと懸命に努力していました。大会が終了し各船が帰港、速やかに検量が行われました。いつもは意気揚々と検量に持って来られる会員の皆さんですが、今回は今一つ控えめな感じでした。どこの釣り場も厳しい状況だったようで、参加者全体でリミットの5匹を揃えた選手は3名といった結果をみると、当日のグレの状況がいかに厳しいものであったかが伺えました。まさに、小路氏がある誌面のくだりで、「グレを憎む!」と書かれていた言葉がピッタリ合った大会でした。検量の結果、米木会員(筑豊支部)、松尾会員(福岡支部)、山西会員(大分県支部)の3名が全国大会出場への切符を手にしました。九州地区代表選手が伊豆で行われる全国大会で頑張ってくれる事を期待しています。
今大会を開催するにあたり、大会役員、参加選手はもちろんの事、綿密な打ち合わせと運営に多大なご協力を頂いた米水津渡船組合の船長皆様に誌面をお借りしまして、一言御礼を申しあげます。
リポーター:九州地区本部 事務局長 永江 幸男