九州地区本部は7月31日(日)、熊本県氷川町 網道の池において「九州地区ヘラブナ懇親釣り大会(兼GFGヘラブナ東西対抗戦九州地区選考会)」を行い、会員9名が参加しました(エントリー10名)。例年であれば、7月初旬に行うのですが、4月に会場予定の熊本県を襲った「熊本・大分地震」の影響を鑑み、日程をずらしての開催となりました。当日の天候は晴れ、しかも九州各地は連日の猛暑日が続いた事で池の水位は減水傾向でした。網道の池は不知火干拓地の中に在り、八代海を水門で区切った汽水域の池です。そのような環境の池なので、潮汐の影響が釣果に差が出る珍しい池でもあります。午前5時、受付を済ませた参加者は場所決めの抽選を行い、各番号が振られた釣座にヘラ台をセット。午前6時に全参加者の準備が整った所で大会世話役の南九州支部高田茂吉事務局長の試合開始を合図に各員一斉に竿を出しとなりました。 参加会員は、ヘラブナを寄せるためにこまめにエサを打ち返し、何とか一尾をと気合十分。その甲斐も有り、竿を曲げる光景が見られ始めました。しかし、日が上がってしまうとアタリも遠のき厳しい釣りとなりました。時折、汽水域特有のボラ等の他魚が竿を曲げるものの中々、本命のヘラブナは姿を見せてくれませんでした。しかし、納竿間際にバタバタとヘラブナの釣果が見られました。午後2時の納竿時間を迎え速やかに検量を行いました。その結果、南九州支部の直野会員が優勝となり、GFGヘラ東西対抗戦の出場権利を獲得しましたが、本人の都合もあり希望により2位に入賞した瀬口会員へ出場権を譲られました。表彰式を終えて、お楽しみ抽選会を行い集合写真を撮影し、秋に愛知県・ひだ池にて行われる「GFGヘラ東西対抗戦」に出場する瀬口会員の健闘を参加者みんなで願って大会を無事終了しました。
九州地区本部 副本部長兼事務局長 永江 幸男