11月3日文化の日恒例になっている本大会。大分県支部主幹で、宮崎県支部から17名・大分県支部から12名の会員達で、鶴見の磯を舞台に開催されました。今年の10月は大分気象台の統計が始まって以来1位となる月間雨量で、620.5ミリと平年の4.8倍もの雨が降り続きました。おまけに中旬以降は相次ぐ台風の影響で大分県内の磯は船止めが多発、G杯グレの米水津予選をはじめ、各種大会が11月になだれ込んで、大会が重なってしまう憂き目となりました。おかげで、本大会も予想を下回る参加者でしたが、鶴見の沖磯はすでに満杯状態となっており、やむなく佐伯湾内を舞台に開催です。この大会は25cm以上の5種目大会で、グレを釣った後に、プラス他魚を4種類揃えた総重量を競います。但し、食べられない魚や長物の魚は対象外。大分・宮崎両会員の懇親を深めるべく、会員同士がペアとなる組み合わせで上礁です。しかしながら好調とは言い難い大分の磯、これまでの鶴見の釣果には及びませんでしたが、湾内特有のコッパグレに翻弄されつつも、グレ・チヌ・マダイ・カンダイ・イラ・ブダイ・カワハギ・メバルなど、美味しい魚たちも随所で顔を出してくれました。今年の大会は、上位常連の参加者が釣果に伸び悩む中、久しぶりに若手の健闘が光った大会で、両支部の将来性を占う意味でも非常に有意義な結果となりました。大会参加者の皆さんを始め、関係者の皆様方に感謝申し上げます。
リポーター大分県支部支部長　池永祐二