九州地区は5月20日、大分県日田市を流れる大山川一帯で「アユ懇親釣り大会」（兼2019年GFG杯アユ九州地区代表選考会）を行い、39名(オブザーバー1名)が参加しました。九州で最初に解禁日を迎える筑後川水系の三隈川、玖珠川、大山川は、福岡県を流れる筑後川上流にあり、放流アユでありながら終盤には尺アユが出る人気の河川です。しかしながら、昨年の九州北部豪雨で日田市も大きな被害を受けました。特に支流となる花月川流域は、解禁から三桁釣果が望めるのですが、今なお工事が続いて復興途中にあります。
　大会当日は解禁日と重なり、多くの釣り人が三隈川に入ると予想されたため、大山川で開催しました。例年なら前日の試し釣りで場所の選定も可能なのですが、今回は解禁日なので一発勝負です。早朝は肌寒く、レインウエアを着込んだ会員も多い中、昨年までの実績を頼りに各々が足早にポイントに急ぎました。
　オトリ配布場所から受付前は人気のポイントで、等間隔に会員が入ります。陽が照り込んだ午前10時過ぎから追い星が綺麗なアユが掛り、昼過ぎまで竿が曲がる風景が続いてました。上位は30匹代の中、大山川を知り尽くした穴井会員が圧巻の43匹を釣って優勝しました。解禁当初は小型が多かったのですが、これから日を追うごとに良型が竿を曲げてくれるでしょう。
九州地区本部長　高園　知明