全国的に緊急事態宣言や蔓延防止措置等が解かれる中、九州地区本部は10月24日（日）に大分県南一帯を会場に「秋季（磯・投げ）懇親釣り大会」を行い56名が参加しました。今月に入り、夜半から早朝にかけては秋本番の冷え込みとなりましたが、この日は朝を迎えると気温が一気に上昇して汗ばむほどの好天に恵まれました。一帯の磯はまだ夏磯の名残りがみられ高水温が予想されましたが、大会の2日ほど前から27℃程あった豊後水道の海水温が一気に21℃台を示し、対象魚の活性は著しく低下している状況でした。受付場所の大分県佐伯市番匠川河川敷には、久々の大会を心待ちにしていた参加者が数時間前から集まり、顔なじみとの近況報告等の話題で花を咲かせていました。
　今回は県南ですので、主な釣り場は大入島、鶴見大島、鶴見半島一帯、米水津沖磯、西野浦、深島一帯でしたが、やはり前日からの海水温の低下により潮通しの良い沖磯でのグレ狙いでは、「厳しかったね」とか、「イスズミだらけだった」などの苦戦した言葉が聞こえました。イシダイに関しても同様で、場所によっては小型のイシガキダイが群れている所もあったと思えば、エサ取りもいなかった所も見られたようです。しかし、いざ検量を始めると不調だったグレの話題を吹き飛ばすように良型グレが次々と持ち込まれてました。シーズン序盤には貴重な45cmオーバーを規定数の3匹揃えた会員を筆頭に、次々と40cmオーバーのグレを検量しました。そのほとんどが潮の流れが緩い湾内の磯で、水温の変化が少ない場所を選んだ結果ということでした。チヌもやはり流れが緩い湾内、またはそれに近い地磯廻りで、50cm超の良型が見られました。
　検量後は各魚種の成績発表が行われ、入賞者には豪華がまかつ製品が贈られました。続いて、お待ちかねの豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会で賑わった後、更にダブル抽選に入りました。昨年コロナ禍において大会が開催できなかった事から今年は特別予算を組み、会員の皆さんにモチベーションを高く持ってもらう事を目的に、春季大会、アユ釣り大会に引き続き、参加した会員全員を対象にした「がまかつ製品購入目録」5本の抽選を行い、大いに盛り上がりました。抽選会を終え、池永祐二大分県支部長に総評を頂き、高園知明九州地区本部長の締めの挨拶をもって閉会しました。多大な協賛を頂きました株式会社がまかつ様、池永祐二大分支部長様、またスムーズな大会運営にご協力頂いた参加会員の皆様に御礼申し上げます。（レポーター：九州地区本部事務局長　永江　幸男）