九州地区は5月21日、大分県日田市を流れる筑後川水系の三隈川～大山川一帯で「アユ懇親釣り大会」を行い、39名が参加しました。九州でも一番早く5月20日にアユ釣りが解禁される同河川ですが、前日の解禁日には「50匹釣れた」、「最大23cm」などとの報告も聞かれこの日も期待が膨らみます。今回のエリアは大山川沈下橋上下と三隈川合流点上下の区間に定めました。午前5時半の競技説明後、オトリアユを配布し各自目星を付けた釣り場へ。朝の気温は16度、肌寒い朝とは一変、この日の日田市の最高気温は30度と暑い１日となりました。
　朝が冷え込み中々水温が上がらないせいか、午前中はなかなかオトリが代わりません。同10時を過ぎ竿が曲がる姿が見られるようになりましたが、風も多少強くなり皆さんは苦戦されているようでした。
大山川の沈下橋から上流に入られた中には15匹以上釣られた会員もおられましたが、苦戦を強いられ10匹以下も多数でした。そんな中、宮崎支部の若手である甲斐久与さんは、エリア内の釣り残された竿抜けポイントを丁寧に狙ってまわり23匹をキャッチして優勝となりました。
　今回は、水温と風に苦戦し釣果も厳しい状況でしたが、20cmオーバーも多数、最大22cmの良型も掛かり、検量後の抽選会も含めて大いに盛り上がりました。開催にあたりご協力いただきました会員様、協賛品を提供いただきましたがまかつ様、大倉釣具店様、大変ありがとうございました。今回は限定したエリア内での釣果ですが、今年の三隈川～大山川のアユは順調に育っています！現在は支流も含め渇水気味ですが、一雨くれば沢山の良型が出そうな感じです。8月中旬には尺アユ連チャンも夢ではありません。まだアユ釣りをしていない会員さん、初心者にも始めやすいこの時期に、是非アユ釣りを始めましょう。
リポーター・九州地区内水面事業部長　山﨑　拓也